ノルウェイの森(上)

ノルウェイの森(上)

ノルウェイの森(上)

本の中にぐいって引き込まれる感じがする。


幼馴染の恋人を亡くした直子と、
その直子を愛する故に虚しさを重ねていくワタナベ君。


せつない。
美しさと醜さが共存している、人間の感情。


ストーリーとは外れたほうに想いが向かった。
寂しさは連鎖するのだということ。


寂しさは衝動的にやってくる。
寂しさを解消するために、人を巻き込む。
巻き込まれた人にも寂しさが移る。
また人を巻き込んで、寂しさが連鎖していく。


たぶん感染してない人なんていないんだろうけど。
人間だから負けちゃうときもあるとは思うけど。


直子が言う、
お互い好きなのに一緒にいられないとは、
どういうことなのだろう。



次に読むときまでに答えが見つかるだろうか?
また経験で理解するしかないとしたら、悲しいけど。