ノルウェイの森(上)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/09/10
- メディア: 単行本
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幼馴染の恋人を亡くした直子と、
その直子を愛する故に虚しさを重ねていくワタナベ君。
せつない。
美しさと醜さが共存している、人間の感情。
ストーリーとは外れたほうに想いが向かった。
寂しさは連鎖するのだということ。
寂しさは衝動的にやってくる。
寂しさを解消するために、人を巻き込む。
巻き込まれた人にも寂しさが移る。
また人を巻き込んで、寂しさが連鎖していく。
たぶん感染してない人なんていないんだろうけど。
人間だから負けちゃうときもあるとは思うけど。
直子が言う、
お互い好きなのに一緒にいられないとは、
どういうことなのだろう。
次に読むときまでに答えが見つかるだろうか?
また経験で理解するしかないとしたら、悲しいけど。