スプートニクの恋人

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

いまさらスプートニクカフカの文庫ならまだしも。
まあ、いいじゃないですか。
すみれ22歳の春だと聞いて、22歳の春のわたくし、放ってはおけませんでした。 
 
ハルキ・ムラカミは
読むと文体がうつるので、やめておこうと思っていたのだ。
 
でも読んじゃった。2日で。
 
あのかなわない恋の設定とか、
刹那に異性を求めちゃう感じとか、
ノルウェイのワタナベ君に似てるなあと思いながら読んでいたけど、
こっちは現代風だな、やっぱり。

現代に生きる私としては、こっちの方が現実感あると思います。
だってノルウェイとか現代ありえないでしょ、朝の5時に新宿西口広場ではじめて会う女の子二人と飲むっていうシーンがあるけど、現代の新宿ならやってるお店いっぱいあるじゃないですか。そもそもそんなに容易に他人に話しかける文化は日本にはもうないわけで。
 
こう言う雑談を文字化しちゃうところがすみれの影響です。